BLOG

  1. HOME
  2. ブログ
  3. ブログ
  4. 失われつつある日本の懐かしさを感じられる場所。明日香村へ。

失われつつある日本の懐かしさを感じられる場所。明日香村へ。

先日、奈良の明日香村に行ってきました。

目的は彼岸花

この季節になると田んぼのあぜ道が赤く染まって、

まるで昔の日本にタイムスリップしたような景色になるんです。知ってましたか?^^


まず最初に立ち寄ったのは石舞台古墳(いしぶたいこふん)

間近で見ると「でかい石だなぁ……」の一言。

人ひとりどころか、何人もすっぽり入るくらいの石が

いくつも積み上げられています。

どうやってこの石を運んで、こんな形にしたのか?

機械もクレーンもない時代に、人の力と知恵だけでここまで作り上げたのかと思うと、ただの遺跡というより“生きた歴史”を感じます。

中にも入れるんですが、ひんやりとした空気と静けさが、なんとも言えない心地よさ。

時間がゆっくり流れているようでした。

修学旅行生もたくさん来られていて賑わっていました。

春になると古墳の周りの桜並木が鮮やかに色づくらしく、その景色は圧巻とのこと。


続いて向かったのは飛鳥寺(あすかでら)

聖徳太子ゆかりの日本で最も古いお寺です。

お堂の中には日本最古の仏像「飛鳥大仏」が座していて、その表情は千年以上の時を越えても穏やかでした。

観光地というより、村の人たちの祈りが今も続いている“暮らしの中のお寺”という感じでした。

風の音、木のきしむ音、鐘の響き——ずっとここにいたくなるような空間。


最後に訪れたのは、橘寺(たちばなでら)

聖徳太子の生誕地とも言われるお寺です。

ここでは本堂の天井いっぱいに描かれた絵を、ただひたすら畳の上に寝転んで眺めてしまいました。

観光客も少なくゆっくりと風が吹き抜ける音だけが聞こえる。

こういう空間、もうあまり残ってないですよね。

失ってから気づくこの日本の空気感。「この静けさを残したいなぁ」と心から思いました。


京都はもう、日本人がゆっくりできる場所じゃなくなってしまいました。

人の多さと、もう観光のための日本という感じがしてね…。

でも、明日香村にはまだ“日本の余白”が残っていました。

人の声よりも、風や虫の音が大きい。

何もないのに、ちゃんと心が満たされる。

そんな時間がここにはありました!


明日香村を歩いていて思ったのは、「懐かしい」という感情はただ昔を懐かしむだけじゃなく、

自分の中にまだ残ってる日本を思い出す瞬間ということ。

便利さや効率を追いかける日々の中で、こうして立ち止まる時間があるのはやっぱり大事。

この風景を次の世代にも残したい。

そう思える旅でした。


Warning: Trying to access array offset on false in /home/c1489613/public_html/dotabis.com/wp-content/themes/switch_tcd063/template-parts/ad-btm.php on line 43
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


関連記事

プロフィール

中川晃平

関西を中心に約12年ほど動画クリエイターとして活動しています。

現在は大阪で動画編集スクール『どう旅』を運営しており、実践で使える動画編集テクニックを教えたり、制作した映像の添削なども行なっています。

お問い合わせはコチラまで

info@dotabis.com

カテゴリー