
二足歩行ロボットがカメラマン化する日は近い!現実に動き出した4事例!
映像制作の現場を支える自動化技術として注目される「二足歩行ロボット+カメラ」。
まだ完全自律のロボカメラマンは実用化前ですが以下の4つのプロジェクトがすでに実証実験や現場導入を見据えたフェーズに入っています。
はにゃ
なんという事でしょう!
1. Boston Dynamics「Atlas」カメラマン実証プロジェクト
- ロボット本体:Atlas
- 開発:Boston Dynamics
- 内容:高い機動性とバランス制御を持つAtlasに高解像度カメラとジンバルを搭載し、屋内外を問わず被写体追従撮影の実証試験を実施。
- 特徴:段差や障害物を人間同様に乗り越えながら安定撮影可能。2025年前半に研究機関とメディア企業が共同で撮影テストを完了。
2. 米バークレー大の「Cassie+Vision」実証実験
- ロボット本体:Cassie(Agility Roboticsの研究成果)
- 開発:カリフォルニア大学バークレー校ロボティクス研究チーム
- 内容:強化学習で歩行能力を獲得したCassieにオンボードカメラを搭載し、環境認識と動作適応を組み合わせて被写体追従の自律撮影を目指す実証実験を計画中。2025年内にフィールドテストを予定。
3. 中国スタートアップ「Leju Robot」のHumanoid Roban
- ロボット本体:Roban
- 開発:Leju Robot(香港上場企業)
- 特徴:深度カメラ+V-SLAMにより自律走行と3D地図生成を実現。オプションで温度・タッチ・火災センサーも搭載可能。すでに工場ラインや倉庫内の点検・記録映像取得用途で10台以上が納入済み。
4. Agility RoboticsのDigit+撮影モジュール
- ロボット本体:Digit
- 用途:物流・倉庫作業用に開発されたDigitに4Kカメラ+ジンバルユニットを背面とアーム部に搭載し、製造ラインの自動記録映像取得を実証試験中。安全監視やインダストリアル動画の自動撮影でトライアルを進行中。
現場導入へのハードルと今後の展望
技術的課題:足場の悪い現場での安定歩行と高精度なカメラ制御を両立させる研究が継続中
コスト課題:1台数千万円規模の初期投資が必要
期待効果:危険環境の代替撮影、人手不足の補完、長時間自動記録による業務効率化
今後は「撮影モジュールの標準化」「低価格モデルの実用化」「AIベースの被写体検出+追従技術」の進展が鍵になります。
数年以内に、テレビ中継やドキュメンタリー現場で“人間と協働するロボカメラマン”の姿が当たり前になるかもしれません。
はにゃ
カメラマン職…
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