ついにソニーα7V登場|写真も動画も本気で楽しみたい人に“ちょうどいい1台”
ようやく出ました、ソニー α7V(ILCE-7M5)。
ここ数年ずっとリーク情報だけを追いかけてきて、「まだか…まだか…」と思っていた人、多いはずです。ぼくもその一人です。
結論から言うと、
「写真も動画も、これから本格的にやりたい人」にドンピシャなベーシック機
という立ち位置だと思っています。
うちの妻も、長年連れ添ったα7IIIからα7Vへ乗り換え予定。
スペック表だけ眺めると「あれがない」「これもない」と言われがちですが、冷静に見ると
「いや、これ以上いる?」
と感じるくらい、実用面では“十分すぎる”内容です。
α7Vってどんなカメラ?ざっくり特徴まとめ
まずは公式情報ベースで、α7Vのポイントを整理します。
- 有効約3,300万画素の部分積層型フルサイズCMOS(Exmor RS)
- 新開発の画像処理エンジン BIONZ XR2 + AIプロセッシングユニット 搭載
- ダイナミックレンジ最大約16ストップ(静止画)で階調表現が大幅向上
- 759点像面位相差AF/フレーム約94%カバー/-4EV対応
- ボディ内手ブレ補正:中央最大7.5段(周辺6.5段)
- 連写:メカ最高約10コマ/秒、電子シャッター最高約30コマ/秒(プリキャプチャ対応)
- 動画:
- 4K60p(フルサイズ読み出し)
- 4K120p(Super35/APS-Cクロップ)まで対応、10bit 4:2:2記録
- 新4軸マルチアングル液晶(チルト+バリアングルのいいとこ取り)
- Wi-Fi 6E、USB-Cポート2系統など、通信・接続も強化
- 日本での実売目安:ボディ約42万円前後、量販店では税込416,900円程度(2025年12月時点)
- 発売日:2025年12月19日(ボディ)、レンズキットは2026年春以降
見た目は“いつものα7”ですが、中身はかなり刷新されています。
何がうれしい?写真・動画どっちもやりたい人目線
1)“ベーシック機”の看板を掛け替える画質
新センサー+BIONZ XR2の組み合わせで、16ストップのダイナミックレンジをうたっています。
これは、白飛び・黒つぶれにかなり強くなったという話で、
- 曇天で空と人物を一緒に撮る
- 夜景で街灯と人物をバランスよく写す
といったシチュエーションで恩恵が大きいです。
「撮って出し」でも粘るし、RAW現像の耐性もかなり高そう。
2)AFと連写:もう“撮り逃し”言い訳にできないやつ
- 759点の像面位相差AF
- フレーム約94%カバー
- 人物・動物・鳥・昆虫・車・列車・飛行機までAI被写体認識
さらに、
- メカ10コマ/秒
- 電子30コマ/秒+プリキャプチャ
で、「押す前から記録しておく」機能まで入ってきました。
運動会・スポーツ・子ども・ペット…
こういう“動きもの”にかなり強くなっていて、
α7III世代から見るともう別物と言っていいレベル。
3)動画:4K60 & 120p、強化された手ブレ補正
動画は
- 4K60pフルサイズ
- 4K120pはSuper35クロップ(1.5倍)
このあたりはリークの段階で「もっと攻めてほしかった」という声もありますが、正直、教室での用途やYouTube・Vlog・仕事レベルのPR動画まで考えると
「いや、これで十分じゃない?」
という感覚です。
手ブレ補正もCIPA基準で最大7.5段。
歩き撮り+ジンバル無しでも、かなり頑張ってくれそうです。
ネットではあーだこーだ言われてるけど…正直どう?
すでに海外レビューや国内ブログでも、
- 「オープンゲート非対応」
- 「内部RAWがない」
- 「もっと攻めた動画スペックが欲しかった」
などなど、いろいろ言われています。
でも、冷静に考えると
- そこまでのスペックを“日常的に”使い倒す人はかなり限られる
- そういう人はそもそもA1 / FX系 / S系に行くべき層
なんですよね。α7Vはあくまで
「ベーシックを再定義する」
というコンセプトの“標準機”。
- 写真:ほとんどのシーンをカバーできる画質とAF
- 動画:YouTube〜仕事レベルの案件まで余裕で対応
- 機動力:サイズ・重量・バッテリーのバランスが良い
この3つが揃ってる時点で、現実の現場では“十分どころかオーバースペック寄り”だと感じます。
東大阪・布施「どう旅」目線:α7Vはこんな人に勧めたい
動画編集スクール「どう旅」には、カメラをこれから本格的に始めたい方も多く通われています。
その中でα7Vをおすすめしたいのはこんな人です。
- これから写真+動画どっちもやっていきたい
- 1台で当分困らない“オールラウンダー”が欲しい
- 子ども・家族・旅行・趣味+副業撮影まで視野に入れている
教室としても、α7Vの素材でPremiere Proの練習をするのはかなり楽しみです。
- 16ストップのダイナミックレンジを活かしたカラーグレーディング
- 4K60p・120p素材でのスローモーション編集
- 高精度AFで“ピント迷子”が減った映像の編集
こういう“撮影と編集のセット体験”を、東大阪・布施の教室から届けていけたらと思っています。
まとめ:ようやく出た、でも焦らなくていい“完成度の高い標準機”
最後に、もう一度ポイントを整理すると――
- 新センサー&BIONZ XR2で、画質・AF・連写・動画が全方位アップ
- 4K60/120p、7.5段手ブレ補正、AI被写体認識など、ハイブリッド向けの機能が充実
- α7IIIユーザーには“乗り換え有力候補”、α7IVからでも用途次第で十分検討の価値あり
- ネットのスペック論争を抜きにすると、現場ではかなりちょうどいい1台
リークを追いかけ続けた数年を思うと、「ようやく出たか…」というのが正直な感想ですが、フタを開けてみると
「ああ、これで当分困らんよね」
という安心感のある仕上がりです。
あとは、実際に撮って・編集して・作品にしてみるだけ。
もしα7Vが気になっている方は、撮影と編集、両方の視点から一緒に語り合いましょう。


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