
ついにGPT‑5が公開。何が変わった?何ができる?(最新まとめ)
OpenAIがGPT‑5を正式発表しました。
ChatGPTは順次GPT‑5で動作し、APIでも利用可能に。
コーディングと“推論”が大幅強化され、企業・教育向けにも段階的に展開中です。
初期ユーザーからは称賛と同時に課題指摘も出ています。
何が新しい?(全体像)
- “より賢く、速く、実用的” をうたう旗艦モデル。数学・科学・法律・金融などで回答の有用性を底上げ。
- ハルシネーションや迎合的応答の低減、指示追従性の改善。
- 日常の文章作成・コーディング・ヘルス分野の質問で特に強化。
- ChatGPTでは“ルーター”が適切な下位モデルを自動選択し、ユーザーがモデルを意識せずに性能を引き出せる仕組みを採用。
コーディングは何がどれだけ強くなった?
- SWE‑bench Verified 74.9%、**Aider polyglot 88%**など、主要ベンチでSOTA級。
- フロントエンド生成や大型リポジトリのデバッグ、長時間のエージェント的タスクも安定遂行。
- APIでは
gpt‑5
/gpt‑5‑mini
/gpt‑5‑nano
を提供。ChatGPT内部の非推論モデルはAPIでgpt‑5‑chat‑latest
として区別される。 - 新パラメータ
verbosity
やreasoning_effort
で速度/コスト/精度の調整が可能に。
使えるのは誰?いつから?
- ChatGPT:一般ユーザーにも順次展開(無料も含むが利用枠に制限)。
- Plus/Teamは高レート利用、Enterprise/Eduは順次拡大。
- “GPT‑5 Pro”(拡張推論モード)もビジネス系で提供予定。
- API:すでに提供開始、開発者は即日利用可能。
- Microsoft連携:Microsoft 365 Copilot、GitHub Copilot、Azure AI Foundryに即日統合。
ヘルス分野の回答は?
- HealthBenchで大幅改善と説明。
- 懸念点の先回りや追質問による支援が強化(※医療アドバイスの代替ではない)。
初期の評判と課題
- 好意的反応:推論・速度改善、ワンショット開発、個性カスタマイズ機能の評価。
- 指摘/批判:一部ユーザーがスペル・地理の初歩的ミスを報告。ルーターによるモデル選択の影響とみられる。
クリエイター/チームでの実用ポイント
- 下書き→清書の往復、長尺構成の整理、設計図→UI/コードの一気通貫が可能に。
- 個人は試作スピード向上、チームは要件決め〜実装までの往復コスト減。
まとめ:いまの結論
GPT‑5は推論×コーディング×実運用で前進。
無料でも体験可能だが、本領はPlus/Team/EnterpriseやAPIでの活用にありそう。
初期の誤答報告はあるもののルーティングと安全性の両立を図りながらロールアウトが進行中。
今後数週間で安定性と実力が見えてくるはず。
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